【デイリー・コリア・フォーカス】26年6月23日号
皆さま、アンニョンハセヨ。
今日は6月23日、火曜日です。ソウルは30度でした。
ただ今の時間は午後11時20分。またしてもこんな時間にニュースレターを送ることになってしまいました。午後遅くにセミナーがあり、終了後の懇親会まで参加しようやく家に戻ってきました。

今日のセミナーの様子。筆者撮影。
今日のセミナー(緊急討論会)の主題は「北韓?朝鮮?どう呼べばよいのか?」というものでした。
私はここ最近、従来の「北朝鮮」ではなく、「朝鮮」と記事で呼称していますが、韓国の一部にも同じような動きがあります。セミナーのパネルは、実際に「朝鮮」という呼称を使う方達でした。
国策シンクタンクの研究者、大学研究者、博士課程の学生、そして拙著『分断八〇年 韓国民主主義と南北統一の限界』でも引用した、権殷玟(クォン・ウンミン)弁護士と豪華な顔ぶれでした。
話は多岐に及びました。「朝鮮」という呼称を使うことは国家保安法違反にならないのかといった実用的な(?)部分から、「朝鮮」と呼ぶことの意味と逡巡、そして朝鮮側が掲げる「敵対的2国家」との兼ね合いまで、非常に濃い議論が交わされました。
こういった話は、6月25日に公開する記事に込めようと思います。今少しお待ちください。
今日は火曜日ということで、国務会議(閣議)もありました。李在明大統領による冒頭発言の中で印象的だったのは、韓国という国への評価でした。
英国のメディアが「韓国をG7に入れるべき」と書いたという話に始まり、海外歴訪中に各国首脳が自身の家族の誰々が韓国文化を好きだといった話、非常戒厳は驚きであったものの、これを民主的に跳ね返した話などを一通り行いました。
韓国市民の自尊心をくすぐると同時に「私たちは間違っていない」という安心感を与え、さらに、李大統領自身の施政を広報する役割も果たす、そんな内容だったと思います。
李大統領はその上で、「青年の問題」を論じました。
この一年で約3倍となった株価指数を取り上げながら、「このまばゆい成果の裏に、資産の両極化が色濃く影を落としている」としたのです。
投資する資産を持たない青年世代が、半導体による好況から疎外されているということで、政府はこれを重要視しているというメッセージを続けました。
昨今の支持率低下を気にした発言とも受け止められますが、実際に「K字型の不均衡」は韓国メディアに頻出する単語となっています。
尖端産業や大企業、大規模資産市場は上向き続ける一方、零細・中小企業や製造業は下向し続ける様を、アルファベットの「K」で表現したものです。
つまり、貧富の差がどんどん広がり続けているということです。これは統計に現れています。韓国日報によると、上位20%と下位20%の所得格差は6.59倍で、6年ぶりの最高値とを記録しているそうです。
株で儲けたお金が不動産市場に流れ込み、不動産価格が高騰しているという記事もどんどん出てきます。政府がこのような動きにうまく対応できない場合、社会の不満は高まり、支持率低下はもちろん、社会の不安定化につながります。
株価指数の上昇は政府が掲げる一番の成果ですが、その影にようやく気付いたというところです。どう対応するのかが注目されます。
以前取り上げたように、好況により政府に流れ込む超過税収をもって、どのように公平な社会システムを構築するのかという難題が待ち受けています。簡単な話ではありません。
ここまで書いたところで時間切れです。
韓国国防部が後方部隊の警備を民間に任せる計画を発表し、これをどう思うかを軍関係者に取材した内容もあるのですが、間に合いません。明日以降に取り上げます。
クラウドファンディングも引き続きよろしくお願いいたします。どのように次の勢いを作るのかの計画を立てたので、少しずつ実行していきます。
それではまた明日お送りします。アンニョンヒケセヨ。(徐台教)
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