【デイリー・コリア・フォーカス】26年7月15日号

皆さま、アンニョンハセヨ。
今日は7月15日、水曜日です。早めの時間に配信することができるかなと思っていたのですが、なかなかそうもいかず、連日の深夜配信です。
日中はてんてこ舞いでした。なかなかまとまった仕事時間を取れず、もどかしさが募りました。それでも20時頃、子どもの塾のお迎えに行く際に、美しい夕焼け空を見ることができ、ふーっと息を吐き出しました。こんな日もありますよね。

おすそ分けです。ちなみに撮影したのは息子です。
そんな理由から今日は、短めの配信です。(わたし的に)大きなニュースもなかったので、韓国主要日刊紙の15日付社説の中から一つ、興味深いものを選んでお伝えします。
1. 「AIへの転換に備えよ」世界の碩学による提言を、韓国社会はどう受け止めるべきか
2. 今日の時事韓国語「저녁노을」
1. 「AIへの転換に備えよ」世界の碩学が提言、韓国社会はどう受け止めるべきか
これは朝鮮半島に関するニュースではありませんが、保守紙「東亜日報」とリベラル紙「ハンギョレ」が同時に取り上げていました。
東亜日報によると14日、16人のノーベル賞受賞者を含む236人の経済分野の碩学と情報技術(IT)分野のリーダー達が「We Must Act Now(今すぐ動かなければならない)」という声明を発表しました。
声明は以下のように翻訳できます。
AIは今後10年で飛躍的に向上する可能性があります。
これにより、産業革命を上回る規模でありながら、はるかに短い期間で展開される、前例のない経済的変革がもたらされるかもしれません。その結果、大規模な雇用の喪失といったリスクが生じる一方で、生活水準の大幅な向上といった機会をもたらす可能性があります。
経済学者、政策立案者、そしてテクノロジー業界のリーダーたちは、変革をもたらすAIの経済的な側面を理解するとともに、AIが人間を補完し、社会全体の利益につながる方向へ発展するよう、必要なインセンティブ、安全策、そして制度を整備するために、今すぐ行動を起こさなければなりません。
同紙によると、IT業界のリーダーたちは従来、AIにより大量の失業者が生まれることを警告してきた反面、経済学者たちは技術革新の肯定的な側面を強調してきたそうです。こんな、見解が異なる二つのグループが「警告」を出したとしています。
同紙では「韓国ではAIによる大量解雇はまだ存在しないものの、青年たちが好むホワイトカラーの雇用などでは、AIによる雇用の侵食が始まっている」としています。
「韓国銀行(日銀に相当)の分析によると、2022年にChatGPTが登場して以来、3年間で無くなった21万個の青年の働き口のうち、98%がAIへの露出が高い業種だった」と、例を挙げています。
一方、ハンギョレでは「韓国社会ではAIを国家競争力を跳躍させる機会にすべきという、産業中心の議論の枠組みが主流であり続けてきたが、これからは雇用と不平等、安全、民主主義に及ぼす危険を直視し、体系的な備えに乗り出すべき」と、韓国社会に向けた提言を行っています。
同紙ではさらに、14日に韓国の金栄訓(キム・ヨンフン)雇用労働部長官が、政府主催の「AI技術革新に合わせた、新たな社会革新の道 討論会」で述べた、「人工知能時代に合った、人間のための新たな社会契約が必要だ」という発言を取り上げています。
「産業化の時代に作られた既存の文法では、やってくる変化を完全に受け止めることが難しいという問題意識です。
その上で、「政府と国会が中心となり、人工知能の衝撃を総合的に診断し、雇用関係・社会保障制度・税制など、主要な領域にまたがる新たな社会契約の下書きを、急いでえがく必要がある」と結論付けています。
確かに、連日ニュースレターを通じお伝えしているように、李在明政府はAI(人工知能)を成長動力とするばかりか、韓国という国の「国際的な位置づけ」を決めるものと見なし、この競争に「負けない」のではなく「勝つ」ことを目指しています。
昨日とりあげたような、市民社会からの「開発暴走」という指摘、さらにこの日の世界の碩学ちによる警告は、より広い目で政府を監視する取っ掛かりを提供してくれるでしょう。大切な部分です。
なお、「We Must Act Now」の原文は以下のリンクで読めます。15日22時25分の段階で、署名者は1775人にのぼります。
2. 今日の時事韓国語「저녁노을」
「チョニョクノウル」と読みます。日本語では「夕焼け」となります。ニュースレターの冒頭にあったような空です。
単純に「노을 ノウル」と言っても通じますが、朝焼けもあるので、厳密には区分されます。朝焼けは「아침노을 アチムノウル」です。
全く時事韓国語ではないのですが…。

別アングルから。
今日はここまでです。ちょうど2000字です。
クラウドファンディングですが、終了まであと二週間となりました。最後まで、読者の皆さんと共に盛り上げていければと思います。よろしくお願いいたします。
それではまた明日おとどけします。
ありがとうございます。アンニョンヒケセヨ。(徐台教)
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