【デイリー・コリア・フォーカス】26年9月16日号:平壌の病院に韓国が支援?時事韓国語「청문회」、長生炭鉱を平和公演に!

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徐台教 2026.09.16
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皆さま、アンニョンハセヨ。今日は9月16日、水曜日です。

9月も半分が終わりました。韓国は来週後半に、日本のお盆にあたる「秋夕(チュソク)」があります。これが過ぎると10月です。

10月にはホームページのリニューアルがあります。どんな論理展開だよ、という声が聞こえてきそうですが、頭の中は新生コリア・フォーカスのことで一杯です。

今日は記事のストックもなく、時間も遅いので短くいきます。昨日は長かったですし。以下のような内容です。

(1)「平壌の病院に韓国が支援」報道の問題点
(2)今日の時事韓国語「청문회」

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1. 「平壌の病院に韓国が支援」報道の問題点

9月14日、韓国の最大野党・国民の力のキム・デシク議員は、統一部が朝鮮民主主義人民共和国(以下、朝鮮)の首都・平壌に位置する病院に、医療機具を支援する計画がある事を明かしました。統一部発の資料を根拠とするものです。

統一部とは、南北交流や南北対話を主な事業とする韓国の政府部署です。日本メディアでは統一省とも呼ばれます。

韓国メディアによると、この事業は、南北の平和共存を掲げる統一部が進める「4大平和交流プロジェクト」の中の一つとして位置付けられています。

具体的には、平壌市の江東(カンドン)郡にある病院で、昨年11月に竣工したものです。毎年、全国20箇所の郡に工場を作るという地方発展計画の一環として建てられました。

韓国政府はこの病院への支援を実現するための準備を着々と進めてきたようです。

医療設備の支援は、国連安保理の経済制裁案に抵触するため不可能です。しかし人道支援であること説明し、安保理から制裁免除認可を獲得したのです。

また、財源としては南北協力基金を用意しました。政府が毎年1兆ウォン(約1100億円)規模で編成しているものです。

このように韓国側は支援に向けた準備を整えた状態ですが、実現するためには朝鮮側が受け入れる意思を示さなければなりません。これが何よりも肝心な手続きです。現時点で朝鮮側の回答はありません。

昨年11月19日、平壌市内の江東郡病院の竣工式に参加する金正恩医院長。朝鮮中央通信より。

昨年11月19日、平壌市内の江東郡病院の竣工式に参加する金正恩医院長。朝鮮中央通信より。

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それではいったいなぜ、この報道が問題なのでしょうか。

私が最近、幾人かの南北関係専門家に会って聞いた話を総合すると、韓国政府は朝鮮に対し、「静かな支援」を進めようとしています。

具体的には、朝鮮側のニーズに合わせ、国連機関を通じ支援するというものです。

その際に最大限、韓国からの支援と分からないようにすることも含め、できるだけ目立たないよう、宣伝することもせず、ひっそりと支援する形です。

これを蓄積することで、韓国との関係を断ち切った朝鮮側の信頼を獲得し、対話につなげていくというものです。

しかし今回のように記事になってしまう場合、この作戦は失敗です。

金正恩氏の肝いりで作られた病院に、韓国が大量の医療設備を支援したことが分かる場合、韓国を切り離そうとしている金正恩氏の努力(?)は水の泡となります。

今回、朝鮮側が支援を受け入れる可能性はとても低いでしょう。

そもそも、本当に秘密裏に支援することができるのかといえば、これも不可能です。

どこからか情報が漏れるでしょうし、税金の使途を透明に公開することは、民主主義国家の基本です。今回のように、国会議員が政府に説明を要求する場合、関連資料を隠す訳にはいかないのです。

余談ですが、韓国は民間団体が定める「グローバル税金支出透明性指数(Global Tax Expenditures Transparency Index)」で世界2位となっています。税金が透明に使われているということで、朝鮮への支援は例外になりません。日本は88位です。

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こうした「情報流出事態」を防ぐためには、政府が与野党に対し、朝鮮への支援事業の意義をじっくりと説明する「根回し」が必要となります。

しかし与野党が激しく争う現状では、野党が説明を受け入れないでしょう。

特に、韓国も貧富の差が拡大するなど支援が急務な人々が多い中、朝鮮へと支援を送ることは、野党にとっては政府を攻撃する格好の材料となります。支援が困難な状況があります。

このように、一つのニュースから見えることはたくさんあります。南北関係の改善は、当分のあいだ望めないでしょう。(徐台教)

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2. 今日の時事韓国語「청문회」

「チョンムネ」と読みます。漢字では「聴聞会」となります。正式な名称は「人事聴聞会」です。

金大中(キム・デジュン)政権時代の2000年に導入された制度です。

国会法が定める人事、例えば各部の長官(大臣)、国家情報院長、検察総長、韓国銀行総裁といった人物について、職を遂行するにあたり、その人格的・能力的に問題はないのかチェックするものです。

任命に国会の同意が必要な人事の場合には、国会で聴聞会を行ったのち、任命同意案が可決されるプロセスが欠かせませんが、そうではない長官人事などは、聴聞会の結果にかかわらず大統領が任命できるため、聴聞会の価値は年々低下しています。

それでも、高官候補の清廉性や遵法意識などを確認できる唯一の機会です。世間からは少なくない関心が集まるのも事実です。

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※お知らせ:長生炭鉱を平和公園にすることを求める署名運動が始まりました

山口県宇部市にあった海底炭鉱・長生炭鉱。1942年に事故が起き、朝鮮人136人と日本人47人が亡くなりました。

日本の市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会(以下、刻む会)」を中心に、日韓市民が連携し、遺骨が発掘されましたが、現在は発掘事業がストップしている状況です。

刻む会では、この炭鉱の遺構がある一帯を平和公園として整備し、追悼と祈りの場とすると共に、歴史的遺産とすることを宇部市長に要望しています。

署名がたくさん集まる場合、日韓政府が動き、実現する可能性があります。私も先ほど署名しました。皆さんもぜひどうぞ。詳細は下記ページをお読みください。署名もここからできます。

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今日はここまでです。

寝不足が続いています。今日は早めに休むことにします。

それでは、アンニョンヒケセヨ。いつもありがとうございます。(徐台教)

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