【デイリー・コリア・フォーカス】26年6月10日号
皆さま、アンニョンハセヨ。
6月10日、火曜日です。今日は東京のカフェからお送りしています。東京は過ごしやすい陽気です。3月末に来て以来ですが、やはり東京に来ると人に会う約束が多く、なかなか机に向かう時間が取れません。今日も駆け足でのニュースレターとなります。
今日は二点だけ、短くお伝えします。
まずは韓国の李在明大統領の支持率そして、与野党の支持率についてです。韓国の代表的な世論調査会社「リアルメーター」社による定例調査結果が話題です。
統一地方選期間を挟んだ6月1日から5日にかけて行われたものが、8日に公開されました。
まず李大統領の支持率です。いつも解説するようにこれは、国政の遂行について「肯定的」と回答した割合になります。肯定的55.2%、否定的41.0%となり、下落気味です。下記表を見ると推移が分かりやすいでしょう。

李在明大統領の国政遂行評価。青が肯定的、赤が否定的です。左端が4月第1週、右端が6月第1週です。リアルメーターより引用。
同社は日ごとの調査結果も公開していますが、統一地方選の3日を挟んで下落傾向が顕著になりました。6月5日に限っては51.8%です。これは投票用紙不足問題が響いていると見る他にないでしょう。
次に各政党の支持率です。これは大統領に関する調査とは異なり、6月4日と5日にだけ行われています。進歩派の与党・共に民主党が41.8%、保守派の最大野党・国民の力が41.1%と拮抗しています。同様に図をはりつけておきます。

6月1週の政党支持率。リアルメーター社提供。
最近の調査結果を見ましょう。下図です。青が共に民主党、赤が国民の力、灰色が無党派層です。左端が2月3週、右端が6月1週です。これを見ると5月4週から国民の力が伸びています。
これは選挙を前に保守層が結集したこと、さらに選挙後にも投票用紙不足問題などにより、その勢いが衰えていないことを示しています。

時期ごとの推移。リアルメーター社提供。
ここまでは「そうなんだ。あり得るだろう」という印象です。きちんとした記事を書けていませんが、投票用紙不足問題はかなりのインパクトがある問題だからです。
一方、「そんなに影響があるのかな?ほんとかな?」とも思ってしまうのが記者というものです。そこで、5月1週から6月1週まで、世論調査に回答した者の中で、自身を「保守」と答えた者の数を調べてみました。調査は通常1000人を対象に行われます(1003人などとなる事が多い)。
当然ながら世論調査会社は、電話相手が進歩・保守・中道・無党派か分からないまま電話をかけています。回答者のうち、保守層が特別に多い場合には、保守派に有利な調査結果となります。結果は以下の通りでした。
<回答者の理念性向の分布(基準値適用後)>
5月1週:保守263 中道395 進歩269 分からない79
5月2週:保守292 中道377 進歩242 分からない92
5月3週:保守247 中道375 進歩275 分からない107
5月4週:未公開
6月1週:保守299 中道369 進歩248 分からない88
保守が299人と、過去最も多かったです。これは保守層がより積極的に電話を取ったと一般的に判断される動きです。
しかし良く見ると、5月2週も292人と多かったことが分かります。この時は国民の力への支持率が33.5%と低かったことを考えるに、今回特別に保守層が多く答えたから国民の力に有利な結果となったと考えることはできません(前述したようにそれもまた正当な調査です)。
これまで国民の力に不満を露にしていた保守層が、選挙後に選挙管理委員会への不満を、国民の力への支持という形で表明したと見るのが妥当でしょう。
与党は選挙に勝ちましたが、李在明政府は逆風にさらされています。政治は何があるか分かりませんね。早急に対処が必要でしょう。
もう一つは韓国のリベラル紙ハンギョレの漫評です。
韓国の人気恋愛バラエティ「私はSOLO」を枠組みを借用し、金正恩氏にこう語らせています。ネット上で随分評判になりました。
「プーチンさんは助けをくれたし、習近平さんも私の核の過去に対し理解してくれていると感じ、良い感情を持っています…トランプさんや在明さんと別に対話する必要はないようです」
クリックで見られます。
今日はここまでです。駆け足ですみません。
それではまた明日お届けします。
アンニョンヒケセヨ。(徐台教)
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