【デイリー・コリア・フォーカス】26年2月23日号
皆さま、アンニョンハセヨ。
先ほど、韓国の仁川国際空港に到着し、空港のカフェからお届けしております。
「デイリー・コリア・フォーカス」2月23日号です。
今日の目次は以下の通りです。
1. 大阪での講演会の報告
2. 金正恩氏の娘の名前は「ジュエ」ではなく「ジュヘ」?
3. 今日の時事韓国語「트럼프」
1:大阪での講演会の報告
昨日22日午後、大阪で講演を行いました。
三連休の中日ということもあり参加者は少ないと思っていたのですが、なんと120人もの方にお越しいただきました。
私が途中休憩を挟みながら2時間以上お話しし、質疑応答の時間とサイン会(?)まで3時間半、たくさんの方々と交流できました。
本ニュースレターを読んでいる方が幾人もおられ、細々とですが毎日続けてよかったと感じました。
講演の大きなタイトルは「南北分断と韓国民主主義のいま」でした。実際の中身を整理すると「二つの限界」となります。
書籍のタイトルが『分断八〇年 韓国民主主義と南北統一の限界』ということもあり、「また限界か!この限界好きめ!」と指摘されそうですが、昨日は書籍の内容より一歩進んだお話を扱いました。
韓国民主主義については、1987年の民主化とそれに伴う憲法改正により作られた「87年体制の限界」を、最新の韓国学界での研究成果を元に説明しました。
「保守」と「進歩」をめぐる現在地と、そして韓国の両極化(分極化)の構造、さらにこれをどう乗り越えていくのかというお話でした。
進歩と保守それぞれの集団の中に存在する「強硬な集団」が分極化を牽引しており、大統領の権限の分散や政治の多元化を通じ、「多数決主義」ではない「政治」を回復させる必要があるというものです。
もう一つの限界は東西冷戦終結から30年が経ち、朝鮮半島を取り巻く状況が変わったという部分です。「南北関係における韓国優位の限界」ということです。
この30年はいわば、米国が世界の「一強」でした。韓国は米国の同盟国として、そしてその経済力によって朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対し、圧倒的な優位にありました。
しかし、米国一強の時代は終わりに近づき、韓国も米国から「同盟国としてのはたらき」を求められています。
さらに、北朝鮮は核を完成させ日ごとその力を強めている上に、韓国に対し「統一」の前提を捨て、「敵対的二国家」と見なす新たな世界観を構築し、一つ一つそれを現実に移しています。
講演の最後は、これにどう対応するのかという話でした。政治が機能しない中、こうした国家的な課題に立ち向かうのはなかなか難しいという結論でした。
複雑な話ということもあり、講演会では説明に時間がかかってしまいました。今後、深めていきたいテーマであるので、関連する記事などもいくつか書いていきます。
2:金正恩氏の娘の名前は「ジュエ」ではなく「ジュヘ」?
韓国の保守系日刊紙『朝鮮日報』は23日、北朝鮮の金正恩総書記の娘の名前が「ジュヘ」である可能性を報じました。「単独記事」という扱いで、「政府の高位消息通」による、「情報当局が確保した諜報」を元にした内容です。
記事では名前の他に、金正恩氏の娘が「ミサイル総局長」の役割を果たしているとの「諜報」もあります。
実際のミサイル総局長にはチャン・チャンハ氏が就いていますが、金正恩氏の娘は「将星(将軍ですね)から報告も受け、指示も出していると」いうこれまた「諜報」もありました。
なんだかよく分からない記事です。金正恩氏の娘は、2013年生まれとされます。最近では市民とスキンシップもするなど、露出が増えていますが、どうなるのでしょうか。
朝鮮日報による該当記事。
なお北朝鮮では19日から始まった朝鮮労働党第9回大会が今も続いています。22日には金正恩氏が総秘書(総書記)がふたたび推戴されました。
また、この日には注目の党規約の改正決定書も採択されています。韓国との「敵対的二国家」が党規約に反映されているのかは、まだ北朝鮮の報道からは分かりません。
韓国では今後、党大会の内容を分析するシンポジウムが続きます。私も足しげく通い、最新のしっかりした見方をお伝えできるようにします。
3:今日の時事韓国語「트럼프」
「トゥロンプ」と発音します。トランプ米大統領のことです。同じ英語でも、韓国語表記と日本語表記では発音がだいぶ異なるので、注意が必要です。
同氏は米最高裁で関税賦課を「違法」を判断されましたが、韓国は慎重な対応を続けています。原潜建造などとも関連があるため、この対応は当然でしょう。
今日はここまでです。
今週木曜日からは福岡入りです。なかなか大変ですが、なんとか乗り切っていきます。
それではまた明日お届けいたします。アンニョンヒケセヨ^^(徐台教)
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