【デイリー・コリア・フォーカス】26年7月30日号

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徐台教 2026.07.30
誰でも

皆さま、アンニョンハセヨ。韓国から徐台教です。

今日は7月30日、木曜日です。相変わらず暑いですね。韓国南東部、第二の都市・釜山(プサン)では昨日29日、38.8度まで気温が上昇しました。122年の観測史上、最も高い気温だったそうです。

また、慶尚南道(キョンサンサムド)梁山(ヤンサン)市では、昨日と今日、二日続けて40.3度を記録しました。来週は今週より暑いという予報があります。

赤い印が梁山市です。ソウルは北側にあるのでまだ32〜33度くらいですが、やはり来週にはより暑くなるそうです。

赤い印が梁山市です。ソウルは北側にあるのでまだ32〜33度くらいですが、やはり来週にはより暑くなるそうです。

今日午前、とある国会議員にインタビューするため国会に行った際、気候危機時計をチェックしてみました。

国会本館前にあるもので、産業化以前(1850年〜1900年)よりも、世界の気温が1.5℃上がるまで、あとどれくらい時間が残されているのかを示すものです。

気候危機時計。30日、筆者撮影。

気候危機時計。30日、筆者撮影。

もう3年を切っていました。2年と357日しかありません。

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1. 韓国で続く熊本地震報道…民間団体が募金はじめる

昨日に続いて、熊本地震の報道についてです。

今晩の地上波ニュースでは、SBSでは以下の題名で二コマ報じました。

「7名が亡くなった日本のショッピングモールの意外な正体…『おそろしい』不安が拡散」
「『地震』真夜中にまた‘警報’…震度7が強打し、暴炎・断水にあえぐ」

一本目の報道は、イオンが避難所に指定されていたにもかかわらず、爆発事故が起きたという話です。結構、刺激的な見出しで感心できません。

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昨日、七コマ取り上げた地上波MBCは、今日も五コマと、しっかり被災地の様子を伝えていました。韓国から派遣された記者が宇城市や氷川町に入り、かなり詳しく取材していました。

熊本から報道を続ける、MBCのト・ユンソン記者。同局「ニュースデスク」をキャプチャ。クリックで該当ニュースを見る事ができます。

熊本から報道を続ける、MBCのト・ユンソン記者。同局「ニュースデスク」をキャプチャ。クリックで該当ニュースを見る事ができます。

題名を並べると以下の通りです。

「死者34名に急増…暴炎と余震が‘生存を脅かす’」
「家はつぶれ、道路は途絶え…明らかになった残酷な現場」
「この自国の熊本…あちこちが崩れ、復旧に手も足も出ず」
「イオンモール爆発ミステリー、公式‘災難待避所’だったのに」
「10年前の断層がまた割れたがこれで終わりではない…今日明日が峠」

厳しい状況であることが、韓国の視聴者にも伝わってきます。暴炎というのは、厳しい暑さを指す韓国語です。MBCは被災地への募金を設置してもよいかもしれません。

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最後に、日本のNHKにあたる韓国KBSです。こちらは、日本特派員がやはり氷川町を訪れ、地震の惨状を伝えました。こちらは三コマありました。タイトルは以下の通り。

「熊本強震の震央地をゆく…停電・断水に買い占めまで」
「40度に迫る暴炎と死闘…日射病・肺塞栓症の危険まで」
「TSMCは耐えたが…強震の余波で産業界にも打撃」

肺塞栓症というのは、エコノミークラス症候群のことです。こうして見ると、地上波3社の中でもっとも丁寧に取材しているのはMBCと言えるでしょう。

現在のところ、韓国での募金は「더프라미스(ザ・プロミス)」という仏教系の緊急災害支援NGOだけが行っています。

下記ページのように、メディアにも取り上げられています。集まった募金は、日本のパートナー団体に渡すそうです。

実はこのNGO、長いお付き合いのあるNGO界の先輩が事務総長を務めていまして、これを書く今、コメントをもらおうと連絡してみました。ですがさすがに23時過ぎということで、カカオトークに返事がありませんでした。明日また聞いてみます。

なお、台湾政府が支援のための募金口座を開設したという動きは、韓国にも伝わっています。明日以降、同じような動きが韓国で始まるのかに注目したいです。

私が青瓦台(大統領府)に入れる記者ならば、すぐに聞けるのですが…。こういう時に「コリア・フォーカス」をもっと大きくしなければと思います。残念です。

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2. ハンギョレ掲載コラム「兵器を売りながら平和を語るには」

次は、進歩紙ハンギョレに掲載されたコラムの紹介です。既にに日本語に翻訳されているので、ぜひ一度お読みください。

韓国は政府をあげて兵器産業を後押ししていますが、どこに中心軸を置いてこの動きを見るべきかがしっかり説明されている良コラムとして、話題になっていました。

書いたのは、文在寅政権時代に統一部長官を務めた金錬鉄(キム・ヨンチョル)仁済大学教授です。私も過去にインタビューをするなど親交のある方ですが、いつもドンと構えたコラムを書かれています。

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3. 今日の時事韓国語「보완수사권」

ちょっと難しいですが、「ポワンスサクォン」と読みます。漢字では「補完捜査権」です。

韓国で進む検察改革において、検察の捜査権を認めるか否かが争点の一つになっていました。

与党の強硬派は一切認めない、世論をはじめ与党一部や野党は「(限定的に)認めるべき」というものでした。警察の捜査が足りなかったり、警察に問題がある場合などは、検察が補完的に捜査すべきか否かという議論でした。

結果として一切認めない形に決着しそうです。この件は近々取り上げますが、「制度の変更により被害を受けるのは犯罪の被害者ではないか」という声も多く、遺恨の残る改革となりそうな雰囲気です。

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今日はここまでです。実は今日、先のサッカーW杯に関する聴聞会が国会で行われました。地上波MBCはトップで扱うなど、注目度がそれなりあったのですが、私はまだきちんとチェックしていないので、取り上げませんでした。

現在は、7月末の締め切り仕事と、クラウドファンディングの管理、今後のリニューアルに向けた準備と、なかなか大変な日々です。

それでも明日7月31日の23時59分までで、クラウドファンディングは終了となります。なんと既に、539人の方にご支援いただきました。感謝してもしきれないほどです。

そして「準ゴール」の70%まで、あと約13%です。最後まで応援よろしくお願いいたします。

またしてもすっかり遅くなってしまいました。

それではまた明日、お届けします。皆さま、くれぐれもご自愛くださいませ。

アンニョンヒケセヨ。(徐台教)

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